菩薩
金剛王

人々を仏の教えへ招き、救いに導く働きを表します。金剛界の十六大菩薩の一尊です。
飛不動尊 正宝院の資料に基づく紹介です。資料が伝える信仰・伝承の範囲でまとめており、すべての宗派・寺社に共通する説明や作法を示すものではありません。
この菩薩が表す働き
人々を仏の教えへ招き、救いに導く働きを表します。
出典:エンサイクロメディア空海
金剛王の名と役割
十六大菩薩のひとりで、自性金剛菩薩ともいいます。金剛界四方のうち東に位置し、阿閦如来に属する菩薩として掲載されています。
出典:飛不動尊 正宝院・飛不動尊 正宝院・飛不動尊 正宝院
曼荼羅の金剛王と、四臂の図像
金剛王には、金剛界の十六大菩薩としての図と、四本の腕に弓・矢・金剛杵・金剛鈴を持つ図が伝わります。鹿鳴文庫の案内でも、巻2・7丁表の十六大菩薩と、同19丁表の金剛王は別に掲載されています。この杜の創作画は四臂の型を参考にしており、曼荼羅の姿を厳密に復元した図ではありません。
出典:飛不動尊 正宝院・鹿鳴文庫・鹿鳴文庫
金剛界の四仏に近侍する菩薩たち
十六大菩薩は金剛界の阿閦・宝生・阿弥陀(無量寿)・不空成就の四仏に、四尊ずつ配される菩薩です。中心の大日如来と四仏をめぐる曼荼羅の中で、仏の智慧や働きを、それぞれの名と姿で表します。単独の神様の担当分野というより、曼荼羅の全体との関係から理解する尊たちです。
出典:飛不動尊 正宝院・関西大学
持ち物と、曼荼羅での位置を読む
金剛杵、宝珠、弓、花、経巻などの持ち物は、尊ごとの働きを示す手がかりになります。個別のページでは正宝院の図像解説にある意味を紹介します。金剛界曼荼羅に属するこの十六尊と、浄土への来迎を表す二十五菩薩などは、異なる教えのまとまりです。
出典:飛不動尊 正宝院・飛不動尊 正宝院
真言
真言(高野町観光協会の参拝案内)
オン バザラ アランジャ ジャク
高野町観光協会が、各菩薩への参拝案内に掲載している表記です。下の経典の心呪とは分けてご紹介します。
出典:一般社団法人 高野町観光協会
心呪(『金剛頂経』和訳の表記)
バザラ アランジャ
「十六大菩薩の出生」の場面で説かれる心呪です。論文に示された短い句をそのまま掲載し、前後に別の音句を補っていません。
出典:真言宗豊山派 総合研究院
出典に示される表記です。宗派・伝承による違いを尊重し、唱えることや回数を指定しません。
つながりのある神仏
出典・参考資料
- 飛不動尊 正宝院「仏様の世界:金剛王」(2026-10-14 確認)
- 飛不動尊 正宝院「仏様の世界:目次」(2026-10-14 確認)
- 飛不動尊 正宝院「仏様の世界:十六大菩薩」(2026-10-14 確認)
- 関西大学「地域計画特論(11)曼荼羅の世界観」(2026-10-14 確認)
- 飛不動尊 正宝院「仏様の世界:二十五菩薩」(2026-10-14 確認)
- 鹿鳴文庫「仏像図彙:十六大菩薩」(2026-10-15 確認)
- 鹿鳴文庫「仏像図彙:金剛王」(2026-10-15 確認)
- エンサイクロメディア空海「MANDALA DUALISM|成身会・諸仏解説」(2026-10-16 確認)
- 一般社団法人 高野町観光協会「願いと祈り、信仰する高野山」(2026-10-16 確認)
- 真言宗豊山派 総合研究院「髙橋尚夫「『金剛頂経』和訳(三)」『豊山学報』第62号」(2026-10-16 確認)