いのりのもり祈りの杜仮称

祝詞・平田篤胤の神拝詞・1881年刊本

拝屋船神詞やふねのかみををがむことば

平田篤胤編・平田鉄胤訂『毎朝神拝詞記』(1881年)の詞本文を収録。原本の片仮名ルビを平仮名にし、万葉仮名の助詞・送り仮名を読みやすく整えています。句読点・改行は編集によるものです。歴史的仮名遣いと、この版の神名・読みを残しています。前後の作法説明・跋文は唱える本文に含めていません。

本文(ほんぶん)

辞別(ことわ)けて。

宅神(いへのかみ)屋船命(やふねのみこと)の御前(みまへ)を慎(つつし)み敬(ゐやま)ひ。

此(これ)の家居(いへゐ)を、

伊豆(いづ)の真屋(まや)と幸(さきは)へ給(たま)ひ、

突立(つきたつ)る堅(かため)の柱(はしら)を、

斎柱(いみばしら)と幸坐(ちはへまし)て、

心静(こころしづ)けく。

天之血垂(あめのちだり)飛鳥(とぶとり)の禍無(わざはひな)く、

桁梁(けたうつばり)戸牖(とまど)の錯(きかひ)動鳴事無(うごきなることな)く。

夜目(よめ)の伊須々伎(いすすき)伊豆都志伎事無(いづつしきことな)く、

守(まも)り給(たま)ひ幸(さきは)へ給(たま)へと。

畏(かしこ)み畏(かしこ)みも拝(をが)み奉(たてまつ)る。

国立国会図書館の保護期間満了(PDM)の原本をもとに翻刻。

出典・参考資料