いのりのもり祈りの杜仮称

祝詞・平田篤胤の神拝詞・1881年刊本

拝先祖霊屋詞せんぞのたまやををがむことば

平田篤胤編・平田鉄胤訂『毎朝神拝詞記』(1881年)の詞本文を収録。原本の片仮名ルビを平仮名にし、万葉仮名の助詞・送り仮名を読みやすく整えています。句読点・改行は編集によるものです。歴史的仮名遣いと、この版の神名・読みを残しています。前後の作法説明・跋文は唱える本文に含めていません。 先祖の御霊を拝む、この書の神道形式の詞です。仏教の回向文と同一の作法にはまとめません。

本文(ほんぶん)

遠都御祖(とほつみおや)の御霊(みたま)、

代々(よよ)の祖等(おやたち)、

親族(うからやから)の御霊(みたま)、

総(すべ)て此(この)祭屋(まつりや)に鎮祭(いはひまつ)る御霊等(みたまたち)の御前(みまへ)を慎(つつし)み敬(いやま)ひ。

家(いへ)にも身(み)にも枉事(まがこと)有(あ)らせず、

夜(よ)の守(まもり)日(ひ)の守(まもり)に守(まも)り幸(さきは)へ宇豆那(うづな)ひ給(たま)ひ。

弥孫(やひこ)の次々(つぎつぎ)、

弥益々(いやますます)に栄(さか)えしめ給(たま)ひて、

息内(いのち)長(なが)く。

御祭(みまつり)善(うるは)しく仕奉(つかへまつ)らしめ給(たま)へと、

祈白(いのりまを)す事(こと)の由(よし)を、

平(たひら)けく安(やすら)けく聞食(きこしめし)幸(さきは)へ給(たま)へと。

畏(かしこ)み畏(かしこ)みも拝(をが)み奉(たてまつ)る。

国立国会図書館の保護期間満了(PDM)の原本をもとに翻刻。

出典・参考資料