いのりのもり祈りの杜仮称

祝詞・岡吉胤編『祝詞全書』(1897年)の歴史的文例

山神祭やまのかみのまつり

原本31コマ右頁「掛巻毛畏支大山祇大神」から左頁「白須」まで。伐採の祭の歴史的文例であり、このサイトから実際の伐採を勧める案内ではありません。「何某」などは原本にある差し替え箇所です。現代の寺社の公式本文・共通の作法を示すものではありません。

本文(ほんぶん)

掛巻(かけまく)も恐(かしこ)き大山祇大神(おほやまづみのおほかみ)の大前(おほまへ)に、恐(かしこ)み恐(かしこ)みも告(のり)奉(まつ)らくは、

汝命(いましみこと)の領(うしは)き坐(ま)す此山(このやま)の大峡小峡(おほををを)に生(お)ひ立(た)てる大木小木(おほきちひさきき)は、

弥生(いやおひ)に生(お)ひ繁(しげ)り、弥栄(いやさか)に立(た)ち栄(さか)えしめ給(たま)ひし事(こと)を、尊(たふと)み謝(いや)び思(おも)ひつつ、

今日(けふ)はしも、其(その)大木小木(おほきちひさきき)を申乞(まをしこ)ひ、伐(き)り取(と)り運(はこ)び出(だ)さむとする事(こと)を、

御心(みこころ)も多(おほ)に親(した)しく知(し)ろし食(め)して、咎(とが)め賜(たま)ふ事(こと)無(な)く、祟(たた)り現(あらは)る事(こと)無(な)く、

守(まも)り恵(めぐ)み幸(さきは)へ給(たま)へと、礼代(ゐやしろ)の幣帛(みてぐら)を捧(ささ)げて、恐(かしこ)み恐(かしこ)みも白(まを)す。

保護期間満了の原本をもとに独自組版・訓読。原本画像・他者の現代語訳は転載しません。

ゆかりの神仏

出典・参考資料