いのりのもり祈りの杜仮称

祖師の和歌

阿耨多羅(あのくたら)

伝教大師 最澄(でんぎょうだいし さいちょう)

最澄が比叡山の建立にあたり詠んだと伝わる歌

阿耨多羅(あのくたら)

三藐三菩提(さんみゃくさんぼだい)の

仏(ほとけ)たち

わが立(た)つ杣(そま)に

冥加(みょうが)あらせたまへ

やさしい意味(歌意)

この上ない悟りを得た仏たちよ。私がここに立ち、道場を開こうとする山に、お加護をお与えください。

この歌の背景

円覚寺の解説は、最澄が比叡山に根本中堂を建立したときの歌として紹介しています。学びと修行の場を開くにあたり、仏たちの助けを願う一首です。

「阿耨多羅三藐三菩提」は、この上ない完全な悟りを表す言葉。「杣」は木を育て、切り出す山。「冥加」は目に見えない加護のことです。

歌意・解説は、出典をもとに当サイトでまとめたものです。

関わりのある神仏・祖師

  • 伝教大師 最澄でんぎょうだいし さいちょう

    最澄が比叡山の道場を開くときの歌として紹介されます。作者である最澄と、呼びかけられる仏たちを区別しています。

この歌の出典と、表記

作者・語り手
伝教大師 最澄
典拠
円覚寺「我が立つ杣」掲載歌
掲載範囲
一首全文

表記と読み

円覚寺の掲載歌に従い、五句に分けました。読みは現代仮名遣いで、「冥加」を「みょうが」としています。

古典・伝統歌の本文を掲載しています。現代の翻訳・解説、資料の画像・音声は転載していません。

この歌の出典