いのりのもり祈りの杜仮称

神社と祈りを詠む歌

風そよぐ(かぜそよぐ)

藤原家隆(ふじわらのいえたか)

上賀茂の夏越大祓の情景を詠む歌

風(かぜ)そよぐ

ならの小川(おがわ)の

夕暮(ゆうぐ)れは

みそぎぞ夏(なつ)の

しるしなりける

やさしい意味(歌意)

風がそよぐ、ならの小川の夕暮れ。涼しさのなかで、みそぎの行事こそが、今は夏なのだと知らせている。

この歌の背景

上賀茂神社は、夏越大祓式のなかで、この藤原家隆の和歌が朗詠されると案内しています。祓いの行事と季節の感覚を結びつけた歌で、特定の神様からの言葉として伝わる歌ではありません。

「ならの小川」は上賀茂神社境内を流れる川。「しるし」は、夏であることを示すものです。

歌意・解説は、出典をもとに当サイトでまとめたものです。

関わりのある神様

  • 加茂大明神かもだいみょうじん

    賀茂の信仰につながる上賀茂神社の夏越大祓を詠む歌です。藤原家隆の歌で、加茂大明神の神語や三十番神の固有の勤行ではありません。

この歌の出典と、表記

作者・語り手
藤原家隆
典拠
上賀茂神社「ひととせ」夏越大祓式に掲載
掲載範囲
一首全文

表記と読み

上賀茂神社の掲載本文による一首。ふりがなは現代仮名遣いです。

古典・伝統歌の本文を掲載しています。現代の翻訳・解説、資料の画像・音声は転載していません。

この歌の出典