いのりのもり祈りの杜仮称

天部・守護尊

善女龍王ぜんにょりゅうおう

善女龍王を題材に龍の全身を描いた創作画
神泉苑の祈雨伝承を題材とした情景画です。金色の龍としての姿はこの作品の表現で、善女龍王の図像を一つに定めたり、同寺の尊像を再現したりするものではありません。

善女龍王は、京都の神泉苑で、空海の雨乞いの伝承とともに大切にされてきた龍王です。神泉苑の池に住まわれると伝えられ、水と雨を願う祈りに結びついています。

東寺真言宗の寺院・神泉苑の由緒に沿って紹介します。龍王は仏教の守護尊の一つで、如来や菩薩と同じ分類ではありません。

空海と雨を願う物語

神泉苑の由緒では、天長元年(824)の干ばつに際し、空海が天皇の命によって雨を祈り、北インドの無熱池から善女龍王を招いたと伝えます。雨が降った後、龍王は神泉苑の池に住まわれるようになったという伝承です。

出典:神泉苑

水の恵みと、祈りの場

この伝承の後も神泉苑は雨を願う修法の場となり、僧侶による祈りや奉納の歴史を重ねました。水を必要とする人々の暮らしを思い、雨の恵みに感謝する信仰を知る手がかりになります。

出典:神泉苑

つながりのある神仏

ゆかりの寺社

  • 神泉苑京都府京都市・善女龍王・空海の祈雨伝承

出典・参考資料