祖師・高僧
弘法大師 空海

空海は唐で恵果に学び、真言密教を日本に伝えた僧です。高野山を修行の拠点として開き、後に弘法大師の諡号を贈られました。真言宗では、お大師さまとして今も深く敬われています。
高野山に伝わる大師信仰と、歴史上の空海の歩みをご紹介します。御宝号は、弘法大師への帰依を表す祈りの言葉です。
密教を学び、伝えた人
804年、空海は遣唐使の一行と唐へ渡り、長安の青龍寺で恵果に師事しました。帰国後は真言密教を伝え、816年には高野山開創の許可を得ました。
出典:高野山真言宗 総本山金剛峯寺
ともに歩む、お大師さま
高野山の大師信仰では、弘法大師は今も奥之院にあり、人々の幸福を願う存在として仰がれます。四国遍路の「同行二人」は、大師とともに歩むという信仰を表します。旅路や日々の迷いの中で、その導きを慕う心が受け継がれています。
出典:高野山真言宗 総本山金剛峯寺
学びを、広く人々へ
空海は828年、京都に綜芸種智院を設けました。金剛峯寺は、一般の人も学ぶための学校として紹介しています。宗教を伝えるだけでなく、教育や社会に関わった歩みも伝えられています。
出典:高野山真言宗 総本山金剛峯寺
高野山を示した、三鈷の伝承
金剛峯寺の行状絵図には、唐から投げた三鈷が高野山の松に留まり、道場を開く場所を示したとする話があります。大師と高野山の縁を語る寺伝として読むことができます。
出典:高野山真言宗 総本山金剛峯寺
五鈷杵と数珠を持つお姿
弘法大師の御影には、椅子に坐し、右手に五鈷杵、左手に数珠を持つ型が伝わります。この杜のお姿も、その特徴を手がかりにしています。
出典:香川県立ミュージアム
箸蔵寺の開創伝承
徳島の箸蔵寺は、弘法大師が金毘羅大権現から人々の救済に関わるお告げを受けて開いた寺と伝えます。同寺の金毘羅大権現は、薬師十二神将の宮毘羅大将と結びつけられています。弘法大師の各地での伝承を知る一例です。
出典:箸蔵寺
ゆかりの、唱える言葉
つながりのある神仏
ゆかりの寺社
御縁日
- 毎月21日・祖師等のご縁東寺:報恩感謝の御影供
出典・参考資料
- 高野山真言宗 総本山金剛峯寺「弘法大師の誕生と歴史」(2026-10-15 確認)
- 高野山真言宗 総本山金剛峯寺「日本各地の大師信仰」(2026-10-15 確認)
- 香川県立ミュージアム「弘法大師像(善通寺御影)」(2026-10-15 確認)
- 箸蔵寺「箸蔵寺について:当山縁起・金毘羅大権現とは」(2026-10-16 確認)
- 東寺「法要のご案内」(2026-10-17 確認)