いのりのもり祈りの杜仮称

天部・守護尊

宮毘羅大将くびらたいしょう

宮毘羅大将のお姿を表したAIによる創作画
黄色の身体で太刀を持つ十二神将の型を参考にした創作画です。顔立ち・衣の細部・背景には創作を含み、実在する像の写真や複製ではありません。

薬師十二神将の一尊。『薬師経』では最初に名が挙がり、箸蔵寺では金毘羅大権現と結びつけて信仰されています。

飛不動尊 正宝院の資料に基づく紹介です。資料が伝える信仰・伝承の範囲でまとめており、すべての宗派・寺社に共通する説明や作法を示すものではありません。

宮毘羅大将の名と役割

薬師十二神将のひとりとして掲載され、良く使われる別名は金毘羅とされます。十二支の配当は亥で、本地仏は弥勒菩薩と記されています。

出典:飛不動尊 正宝院・飛不動尊 正宝院・飛不動尊 正宝院

お姿と伝承をたどる

持ち物は太刀、身体の色は黄と表形式で示されています。

出典:飛不動尊 正宝院・飛不動尊 正宝院・飛不動尊 正宝院

薬師如来と、その教えを信じる人を守る

十二神将は薬師如来の世界と信仰者を守護する十二の大将です。新薬師寺は、それぞれが七千の眷属を率いると説明しています。恐ろしい顔や武具は、人々を脅すためではなく、仏法を守る強い働きを示す姿として伝えられています。

出典:新薬師寺

薬師信仰の中で願われる安らぎ

病や災難からの救いを願う薬師信仰において、十二神将はその守護を担います。十二支と結びつく信仰もありますが、尊名や十二支の配当は資料・寺院によって異なります。このページの個別の配当・持ち物は正宝院が紹介する『仏像図彙』系統の一例で、すべての寺院に共通する対応表ではありません。

出典:新薬師寺・飛不動尊 正宝院・奈良薬師寺

金毘羅大権現としての信仰

徳島県の箸蔵寺は、ご本尊の金毘羅大権現を、薬師十二神将の筆頭である宮毘羅大将と説明しています。「権現(ごんげん)」は仏が人々を導くため、神の姿で現れるという神仏習合の考え方に関わる呼び名です。宮毘羅大将の名から、金毘羅信仰の広がりもたどれます。

出典:箸蔵寺

箸蔵寺に伝わる、弘法大師との出会い

箸蔵寺の縁起では、弘法大師がこの山で金毘羅大権現に出会い、箸を使うすべての人々を救うというお告げを受け、寺を開いたと伝えます。箸を日々の暮らしの象徴として、人々の救済に結びつける物語です。これは同寺に伝わる開創の縁起として紹介しています。

出典:箸蔵寺

金刀比羅宮のご祭神との違い

同じ「こんぴら」の信仰でも、現在の金刀比羅宮は大物主神と崇徳天皇をお祀りすると説明しています。箸蔵寺が伝える金毘羅大権現と宮毘羅大将の関係は、その寺院の伝承として読み、現在の神社の祭神を一律に宮毘羅大将とすることはしません。

出典:箸蔵寺・金刀比羅宮

真言

宮毘羅大将の真言(正宝院)

おん くびら そわか。

出典:飛不動尊 正宝院

金毘羅大権現の真言(箸蔵寺)

おん くびらや そわか

箸蔵寺の「オンクビラヤソワカ」をひらがなに整えた表記です。正宝院の宮毘羅大将の真言とは、出典ごとに分けて掲載しています。

出典:箸蔵寺

出典に示される表記です。宗派・伝承による違いを尊重し、唱えることや回数を指定しません。

ゆかりの、唱える言葉

つながりのある神仏

ゆかりの寺社

  • 箸蔵寺徳島県三好市・御本尊・金毘羅大権現/開創伝承・弘法大師

出典・参考資料