神仏習合
新宮

新宮は熊野の神仏習合において、薬師如来を本地仏とする信仰に関わります。現在の熊野速玉大社は、熊野速玉大神と熊野夫須美大神を主祭神として説明しています。社の祭神と、仏教的にその本体と考えられた本地仏は、異なる名称の層です。
正宝院をはじめ、寺社・宗派が公表する資料に基づく紹介です。資料が伝える信仰・伝承の範囲でまとめており、すべての宗派・寺社に共通する説明や作法を示すものではありません。
速玉の神と、薬師如来の本地
新宮は熊野の神仏習合において、薬師如来を本地仏とする信仰に関わります。現在の熊野速玉大社は、熊野速玉大神と熊野夫須美大神を主祭神として説明しています。社の祭神と、仏教的にその本体と考えられた本地仏は、異なる名称の層です。
出典:熊野本宮大社・熊野速玉大社
暮らしの安穏と、結び育てる力
熊野速玉大社は、速玉大神に現世安穏・開運などを、夫須美大神に生命を育む力や縁結びなどを説いています。同社が「新宮」と呼ばれるのは、神々が降り立ったとされる神倉山の旧宮に対する新しい宮という由緒によります。
出典:熊野速玉大社
濡れた草鞋のまま、迎え入れるという教え
熊野速玉大社には、長い参詣の道を経て草鞋が濡れ汚れた人も、身なりで区別せず礼殿へ迎えるという言い伝えがあります。同社はこれを、あらゆる立場の人を受け入れる精神を表すものとして大切にしています。熊野の「甦り」も、生きる力を取り戻して歩み出す祈りとして説明されています。
出典:熊野速玉大社