いのりのもり祈りの杜仮称

祝詞・『意根利之秘傳』に伝わる稲荷信仰の詞章

五狐神祝詞ごこしんのりと

天狐・空狐・地狐・白狐・吾紫霊の五狐神に呼びかける、歴史的な稲荷信仰の詞です。玉・鏡・剣を挙げ、畏敬と守りを表します。「御衣」「真清」は採用した伝本の表記です。宇迦之御魂神だけの専用の祝詞や、現在の伏見稲荷大社が定めた参拝作法としては扱いません。

五狐神への詞(ごこしんへのことば)

天狐(てんこ)、空狐(くうこ)、地狐(ちこ)、白狐(びゃくこ)、吾紫霊(あしれい)、稲生五狐神(いなりごこしん)。

御衣今有也(ぎょいいまありや)、日々(ひび)に勤(つと)めて、御衣(ぎょい)を拝(はい)し奉(たてまつ)り。

御統(みすまる)の瓊(たま)なれば、誰(たれ)か恐(かしこ)み、不敬也(うやまはざらんや)。

真清(ますみ)の鏡(かがみ)なれば、何(いづれ)の神(かみ)か不守哉(まもらざらんや)。

草薙(くさなぎ)の剣(つるぎ)なれば、何久(いづく)に由久(ゆく)として、讐(あだ)なる人有哉(ひとあらんや)。

斎(いもほ)り慎(つつし)み、三狐専女(さんことうめ)の神(しん)。

守莫失矣(まもりうしなふなかれ)。

古典の本文を独自に組版。現代語訳と英訳は祈りの杜によります。

ゆかりの神仏

出典・参考資料