いのりのもり祈りの杜仮称

神様

宇迦之御魂大神うかのみたまのおおかみ

宇迦之御魂大神を題材に、長い髪と衣、一膝を立てた座る姿を描いたAIによる創作画
小津神社の古い神像に見られる長髪・衣・座る姿を参考にしています。色や顔立ちは創作です。姿や性別を一つに定めるものでも、伏見稲荷大社の御神体を再現するものでもありません。

宇迦之御魂大神は、食物、とりわけ稲との関わりで知られる神様です。伏見稲荷大社では下社のご祭神としてお祀りされ、五柱のご祭神を通して稲荷大神の広い神徳が語られます。

宇迦之御魂大神だけを、すべての稲荷信仰と同一視しません。お祀りのあり方は神社・伝統によって異なります。

稲と食物を支える神様

國學院大學の解説は、宇迦之御魂を食物に関わる神、とくに稲の霊を表す神として説明しています。伏見稲荷大社では、宇迦之御魂大神は本殿の中央に鎮まる下社のご祭神です。同社の五柱のご祭神は、稲荷大神の神徳をそれぞれの神名として表すものとされています。

出典:國學院大學・伏見稲荷大社

五穀豊穣から、商売や家の安らぎへ

伏見稲荷大社が紹介する稲荷信仰には、五穀豊穣、商売繁昌、家内安全などの願いがあります。農作物の実りと食を守る信仰が、人々の仕事や暮らしを支える祈りへと広がってきたことがうかがえます。これらは同社が説明する稲荷大神への信仰であり、すべての稲荷社でご祭神や祭祀が同一という意味ではありません。

出典:伏見稲荷大社・伏見稲荷大社

白鳥となった餅と、山に実った稲

伏見稲荷大社は『山城国風土記』の逸文にある起源の物語を紹介しています。秦氏の祖先が的にして射た餅が白鳥となって飛び、その降りた山に稲が生えたというものです。「イナリ」の名と稲を結びつける伝承で、宇迦之御魂大神個人の生涯を語った物語ではありません。同社は711年の初午を鎮座の伝承の日としています。

出典:伏見稲荷大社

狐は神様のお使い

狐の像から、お稲荷さまを狐そのものと思うことがあります。伏見稲荷大社は、狐を稲荷大神のお使いとし、神様そのものとは区別しています。神の姿・お使い・御神体を分けて見ると、稲荷信仰のお祀りの意味が理解しやすくなります。

出典:伏見稲荷大社

『古事記』に見える親神

上巻の須佐之男命の系譜では、神大市比売との間に大年神、次いで宇迦之御魂が生まれたと記されます。この箇所には稲荷社の成立や、狐についての物語はありません。稲荷信仰の説明は各社の由緒に基づいています。

出典:國學院大學

宇賀神との、歴史的なつながり

國學院大學の解説には、中世に宇賀神や宇賀弁才天と結びついたことが記されています。人頭蛇身のお姿で表される宇賀神の信仰は、別の紹介ページでたどれます。すべての稲荷信仰やお祀りの姿を一つにまとめるものではありません。

出典:國學院大學・國學院大學

唱え言葉の一例

祓え給い、清め給え、神(かむ)ながら守り給い、幸(さきわ)え給え

神社本庁が、神社や神棚で唱える場合がある言葉として紹介する一例です。その神様だけの真言や、必須の作法ではありません。唱える回数も、このサイトでは指定しません。

ゆかりの、唱える言葉

つながりのある神仏

ゆかりの寺社

  • 伏見稲荷大社京都府京都市・御祭神・宇迦之御魂大神(下社)
  • 祐徳稲荷神社佐賀県鹿島市・御祭神・倉稲魂大神、大宮売大神、猿田彦大神

物語を読む

『古事記』から

『日本書紀』から

ゆかりの和歌

  • きさらぎや稲荷への参詣と、しるしの杉を詠む歌

    伏見稲荷への参詣を詠む歌。宇迦之御魂大神自身の作、また一柱だけに固有の祈りの文としては扱いません。

御縁日

  • 午の日稲荷信仰の紹介として宇迦之御魂大神のページへ

神仏の御縁日の一覧

出典・参考資料