いのりのもり祈りの杜仮称

祝詞・平田篤胤の神拝詞・1881年刊本

拝大宮能売神詞おほみやのめのかみをおがむことば

平田篤胤編・平田鉄胤訂『毎朝神拝詞記』(1881年)の詞本文です。万葉仮名の助詞・語尾と旧字体を読みやすく整え、ふりがなは底本の読み・歴史的仮名遣いを残しています。前後の作法説明は本文に含めません。 天宇受売命・大宮能売神・宮比神・矢乃箒神の別名関係は、この資料の記述として示します。「某」は「それがし」、「家内」は「やぬち」、「手蹟・足蹟」は「てのまがひ・あしのまがひ」とする底本の読みです。

本文(ほんぶん)

辞別(ことわ)けて、

天宇受売命(あめのうずめのみこと)、

亦名(またのみな)大宮能売神(おほみやのめのかみ)、

亦名(またのみな)宮比神(みやびのかみ)、

亦名(またのみな)矢乃箒神(やのははきのかみ)の御前(みまへ)を慎(つつし)み敬(ゐやま)ひ。

某(それがし)が常(つね)に仕奉(つかへまつ)る神等(かみたち)の御心(みこころ)、

君親(きみおや)の心(こころ)に令違(たがはしめ)ず、

手蹟(てのまがひ)足蹟(あしのまがひ)令為(なさしめ)ず、

家内(やぬち)の者等(ものども)己(おの)が乖々(むきむき)令在(あらしめ)ず、

朋友(ともがき)親族(うからやから)佗諸人(あだしもろもろひと)をも睦(むつ)び集(つど)へ、

吾為業(わがなすわざ)を弥進(いやすすめ)に進(すすめ)給(たま)ひて、

恵良恵良(ゑらゑら)に笑(わら)ひ和波布(にぎはふ)家(いへ)と令在(あらしめ)、

夜守日守(よのまもりひのまもり)に宮比(みやび)の御霊(みたま)を幸(さきは)へ給(たま)へと。

鹿自物(かじもの)膝折伏(ひざをりふ)せ、

鵜自物(うじもの)項根突抜(うなねつきぬき)て、

畏(かしこ)み畏(かしこ)みも拝(をが)み奉(たてまつ)る。

国立国会図書館の保護期間満了(PDM)の刊本を原本画像で照合して組版。やさしい説明は本サイトによるものです。

ゆかりの神仏

出典・参考資料