いのりのもり祈りの杜仮称

経文・鳩摩羅什訳『妙法蓮華経』

妙法蓮華経方便品第二(冒頭〜十如是)みょうほうれんげきょうほうべんぽんだいに

読み(ふりがな)は出典の紙面のふりがなを現代仮名遣いに改めたものです。宗派・寺院によって読み方や節が異なることがあります。紙面の「譬諭」は大正蔵では「譬喩」です。十如是を三度くり返して読む読み方もありますが、この本は一度だけ載せています。

妙法蓮華経方便品第二

爾時世尊(にじせそん)。 従三昧安詳而起(じゅうさんまいあんじょうにき)。 告舎利弗(ごうしゃりほつ)。

諸仏(しょぶつ)智慧甚深無量(ちえじんじんむりょう)。 其智慧門(ごちえもん)。 難解難入(なんげなんにゅう)。

一切声(いっさいしょう)聞(もん)。 辟支仏(ひゃくしぶつ)。 所不能知(しょふのうち)。 所以者何(しょいしゃか)。

仏曾親近(ぶつぞうしんごん)。 百(ひゃく)千万億無数諸仏(せんまんのくむしゅしょぶつ)。 尽行諸仏(じんぎょうしょぶつ)。

無量道法(むりょうどうほう)。 勇猛(ゆうみょう)精進(しょうじん)。 名称普聞(みょうしょうふもん)。

成就甚深(じょうじゅじんじん)。 未曾有法(みぞううほう)。 随宜所(ずいぎしょ)説(せつ)。

意趣難解(いしゅなんげ)。 舎利弗(しゃりほつ)。 吾従成仏已来種種因(ごうじゅうじょうぶつちらいしゅじゅいん)縁種種譬諭(ねんしゅじゅひゆ)。

広演言教(こうえんごんきょう)。 無数方便(むしゅほうべん)。 引導衆生(いんどうしゅじょう)。

令離諸著(りょうりしょじゃく)。 所以者何(しょいしゃか)。 如来方便(にょらいほうべん)。

知見波羅蜜(ちけんはらみつ)皆已具足(かいいぐそく)。 舎利弗(しゃりほつ)。 如来知見(にょらいちけん)。

広大深遠(こうだいじんのん)。 無量(むりょう)無礙(むげ)。 力(りき)。 無所畏(むしょい)。

禅定(ぜんじょう)。 解脱(げだつ)。 三昧(さんまい)。 深入無際(じんにゅうむさい)。 成(じょう)就一切(じゅいっさい)。

未曾有法(みぞううほう)。 舎利弗(しゃりほつ)。 如来能種種分別(にょらいのうしゅじゅふんべつ)。

巧説諸法(ぎょうせっしょほう)。 言辞柔軟(ごんじにゅうなん)。 悦可衆心(えっかしゅしん)。

舎利弗(しゃりほつ)。 取要(しゅよう)言之(ごんし)。 無量無辺(むりょうむへん)。 未曾有法仏悉成就(みぞううほうぶつしつじょうじゅ)。

止(し)。 舎利(しゃり)弗(ほつ)。 不須復説(ふしゅぶせつ)。 所以者何(しょいしゃか)。

仏所成就第一希有(ぶっしょじょうじゅだいいちけう)難解之法(なんげしほう)。 唯仏与仏(ゆいぶつよぶつ)。

乃能究尽(ないのうくじん)。 諸法実相(しょほうじっそう)。 所(しょ)謂諸法(いしょほう)。

如是相(にょぜそう)。 如是性(にょぜしょう)。 如是体(にょぜたい)。 如是力(にょぜりき)。

如是(にょぜ)作(さ)。 如是因(にょぜいん)。 如是縁(にょぜえん)。 如是果(にょぜか)。

如是報(にょぜほう)。 如是本末(にょぜほんまつ)究竟等(くきょうとう)。

古典・伝統的本文と、出典の紙面・公式画像の読みを独自に組版しています。現代の解説・紙面画像・音声は転載していません。現代語訳はこの杜の訳です。

ゆかりの神仏

出典・参考資料