いのりのもり祈りの杜仮称

祝詞・1911年刊・原本の読み

六根清淨太祓ろくこんしやうじやうのおほはらひ

1911年刊『神道太祓大全:神拝祝詞』から。原本の万葉仮名の助詞・送り仮名を読み下し、句読点と段落を補っています。歴史的仮名遣いと、この版の字句を残しています。

天照皇太神(あまてらしますすめおほんかみ)の宣(のたま)はく

人(ひと)は則(すなは)ち天下(あめがした)の神物(みたまもの)なり

須(すべから)く靜謐(しづまること)を掌(つかさど)るべし

心(こゝろ)は則(すなは)ち神明(かみとかみと)の本主(もとのあるじ)たり

心神(わがたましひ)を傷(いた)ましむること莫(なか)れ

是(こ)の故(ゆゑ)に目(め)に諸(もろ〳〵)の不淨(ふじやう)を見(み)て心(こゝろ)に諸(もろ〳〵)の不淨(ふじやう)を見(み)ず

耳(みゝ)に諸(もろ〳〵)の不淨(ふじやう)を聞(き)いて心(こゝろ)に諸(もろ〳〵)の不淨(ふじやう)を聞(き)かず

鼻(はな)に諸(もろ〳〵)の不淨(ふじやう)を嗅(か)いで心(こゝろ)に諸(もろ〳〵)の不淨(ふじやう)を嗅(か)がず

口(くち)に諸(もろ〳〵)の不淨(ふじやう)を言(い)ひて心(こゝろ)に諸(もろ〳〵)の不淨(ふじやう)を言(い)はず

身(み)に諸(もろ〳〵)の不淨(ふじやう)を觸(ふ)れて心(こゝろ)に諸(もろ〳〵)の不淨(ふじやう)を觸(ふ)れず

意(こゝろ)に諸(もろ〳〵)の不淨(ふじやう)を思(おも)ひて心(こゝろ)に諸(もろ〳〵)の不淨(ふじやう)を想(おも)はず

此(こ)の時(とき)に清(きよ)く潔(いさぎよ)き偈(こと)あり

諸(もろ〳〵)の法(のり)は影(かげ)と像(かたち)の如(ごと)し

清(きよ)く淨(きよ)ければ假(かり)にも穢(けが)るゝこと無(な)し

說(こと)を取(と)らば得(う)べからず

皆(みな)花(はな)よりぞ木實(このみ)とは生(な)る

我身(わがみ)は則(すなは)ち六根清淨(ろくこんしやうじやう)なり

六根清淨(ろくこんしやうじやう)なるが故(ゆゑ)に五臟(ござう)の神君(しんくん)安寧(あんねい)なり

五臟(ござう)の神君(しんくん)安寧(あんねい)なるが故(ゆゑ)に天地(てんち)の神(かみ)と同根(どうこん)なり

天地(てんち)の神(かみ)と同根(どうこん)なるが故(ゆゑ)に萬物(ばんぶつ)の靈(れい)と同躰(どうたい)なり

萬物(ばんぶつ)の靈(れい)と同躰(どうたい)なるが故(ゆゑ)に爲(な)す所(ところ)の願(ねがひ)として成就(じやうじゆ)せずといふこと無(な)し

无上靈寶神道加持(むじやうれいほうしんだうかぢ)

底本:国立国会図書館デジタルコレクション、保護期間満了(PDM)。現代刊の『神道大祓全集』とは別の資料です。

ゆかりの神仏

出典・参考資料