いのりのもり祈りの杜仮称

天神さまの歌

東風吹かば(こちふかば)

菅原道真(すがわらのみちざね)

菅原道真が都の梅に呼びかける歌

東風(こち)ふかば

匂(にほ)ひおこせよ

梅(うめ)の花(はな)

主(あるじ)なしとて

春(はる)な忘(わす)れそ

やさしい意味(歌意)

春の東風が吹いたなら、香りをこちらへ届けておくれ、梅の花よ。主人がいなくても、春を忘れないでおくれ。

この歌の背景

太宰府の案内では、道真公が都を離れる際、愛した梅との別れに詠んだ歌として紹介されています。その梅が道真公を慕って大宰府へ飛来したという「飛梅」の伝説と結びついています。

「東風」は春の東の風。「な…そ」は、しないでほしいと呼びかける古い表現です。

歌意・解説は、出典をもとに当サイトでまとめたものです。

関わりのある神様

  • 菅原道真公(天神さま)すがわらのみちざねこう

    天神さまとして祀られる、菅原道真公の和歌。梅への呼びかけとして紹介します。

  • 渡唐天神ととうてんじん

    渡唐天神の信仰につながる菅原道真公の歌です。渡唐の伝説の中で詠まれた歌ではありません。

  • 北野大明神きたのだいみょうじん

    北野大明神としての天神信仰に関わる、菅原道真公の歌です。三十番神の固有の勤行としては扱いません。

この歌の出典と、表記

作者・語り手
菅原道真
典拠
太宰府市 日本遺産の案内「太宰府天満宮」掲載歌
掲載範囲
一首全文

表記と読み

参照先の「東風ふかば」「春な忘れそ」の本文を採用しました。「匂ひ」は「におい」と読みます。

古典・伝統歌の本文を掲載しています。現代の翻訳・解説、資料の画像・音声は転載していません。

この歌の出典