いのりのもり祈りの杜仮称

祝詞・山川政蔵編『神道大祓大全』1891年

少毘古名神祝詞(抄)すくなひこなのかみのりとしょう

少彦名神に呼びかけ、国づくり、医薬、鳥獣や虫による災いを避ける術の神徳を讃える詞です。この版は高皇産霊神の御子と記し、『古事記』の神産巣日神の御子という記述とは区別します。原本の冒頭と神徳を讃える部分を収録しています。

少彦名神を讃える(すくなひこなのかみをたたえる)

掛(か)けまくも畏(かしこ)き少彦名神(すくなひこなのかみ)の宇豆(うず)の広前(ひろまえ)に、恐(かしこ)み恐(かしこ)みも白(もう)さく。

高天原(たかまのはら)に神留(かむづま)り坐(ま)す高皇産霊神(たかみむすびのかみ)の御子(みこ)に産(む)す、国造大己貴神(くにつくりおおなむちのかみ)と力(ちから)を合(あわ)せ御心(みこころ)を一(ひとつ)にして、天下(あめのした)の蒼生人(あおひとくさ)の病(やまい)を療治給(りょうじたま)ふに医薬(くすり)の方(みち)を始(はじ)め給(たま)ひ、及(およ)び鳥獣昆虫(とりけものはうむし)の災(わざわい)を攘(はら)ふ禁厭(まじない)の術(わざ)を伝(つた)へ給(たま)ひ、外国々(とつくにぐに)の能事(こと)を掌給(つかさどりたま)ふ。御功績(みいさお)の広(ひろ)く厚(あつ)きを畏(かしこ)み敬(うやま)ひ。

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ゆかりの神仏

出典・参考資料