いのりのもり祈りの杜仮称

経文・法楽寺公開の訓読表記

仏説聖不動経ぶっせつしょうふどうきょう

不動明王の姿と徳を説く経文です。掲載範囲は「爾の時に大会に」から「奉行しき」まで。後に続く三十六童子・八大童子の名を唱える別の部分は含みません。

爾(そ)の時(とき)に大(だい)会(え)に一(ひと)りの明(みょう)王(おう)います。

是(こ)の大(だい)明(みょう)王(おう)は大(だい)威(い)力(りき)あり。

大(だい)悲(ひ)の徳(とく)の故(ゆえ)に。

青(しょう)黒(こく)の形(かたち)を現(げん)じ。

大(だい)定(じょう)の徳(とく)の故(ゆえ)に。

金(こん)剛(ごう)石(せき)に坐(ざ)し。

大(だい)智(ち)慧(え)の故(ゆえ)に。

大(だい)火(か)焔(えん)を現(げん)じ給(たま)う。

大(だい)智(ち)の剣(けん)を執(と)っては。

貪(とん)。

瞋(じん)。

癡(ち)を害(がい)し。

三(さん)昧(まい)の索(なわ)を持(じ)して。

難(なん)伏(ぶく)の者(もの)を縛(ばく)す。

無(む)相(そう)の法(ほっ)身(しん)。

虚(こ)空(くう)同(どう)体(たい)なれば。

其(その)住(じゅう)所(しょ)もなし。

但(ただ)。

衆(しゅ)生(じょう)心(しん)想(そう)の中(うち)に住(じゅう)し給(たま)う。

衆(しゅ)生(じょう)の意(い)想(そう)。

各(かく)各(かく)不(ふ)同(どう)なれば。

衆(しゅ)生(じょう)の意(こころ)に隨(したが)いて。

利(り)益(やく)を作(な)し。

所(しょ)求(ぐ)圓(えん)満(まん)す。

爾(そ)の時(とき)に大(だい)會(え)。

是(こ)の経(きょう)を説(と)き給(たま)うを聞(き)き。

皆(みな)大(おお)いに歓(かん)喜(ぎ)して。

信(しん)受(じゅ)し奉(ぶ)行(ぎょう)しき。

古典・伝統的本文のみを使用。現代の解説・翻訳・写真・音声・紙面デザインは転載していません。

ゆかりの神仏

出典・参考資料

  • 大師山 法楽寺「聖不動経」(2026-10-15 確認)