古事記・中巻(神と人のあいだ)・第18話/22
神功皇后と、住吉の神々
海を渡る物語に現れる神託。
本文をもとにした、あらすじ
仲哀天皇のもとで、息長帯日売命を通じて西方の国についての神託が語られます。天皇が亡くなった後、改めて神の名を問うと、天照大御神の意向と、底筒之男・中筒之男・上筒之男の三神であることが示されます。
本文は、神々を祀って船を出すと魚が船を支え、風と波に乗って新羅へ至ったと語ります。これは『古事記』の対外関係をめぐる伝承であり、その描写をそのまま実際の征服の記録とはみなしません。
続く御子の物語には、気比の大神との名の交換があります。夢のお告げに従って浜へ出ると魚が寄っており、その食物の贈り物に結びつけて、御食津大神という呼び名が語られます。
読み合わせの手がかり
応神天皇と後世の八幡信仰の関係は、八幡大神の紹介で別の出典から説明しています。『古事記』のこの場面に八幡大菩薩の名が出るわけではありません。
関わりのある神様
この話に関係する、掲載済みのお参り先です。古典と後世の信仰の違いは、それぞれの紹介に記しています。
この話の出典
以下の本文の該当箇所をもとに、筋を要約しています。前後の記述は、出典でお読みいただけます。
- 青空文庫(武田祐吉注釈校訂)「『校註 古事記』神功皇后」(2026-10-15 確認)
- 青空文庫(武田祐吉注釈校訂)「『校註 古事記』気比の大神」(2026-10-15 確認)