いのりのもり祈りの杜仮称

古事記・中巻(神と人のあいだ)・第17話/22

倭建命の旅と、故郷への歌

草薙の剣、そして白い鳥。

本文をもとにした、あらすじ

東国へ遣わされる倭建命(やまとたけるのみこと)は、伊勢で叔母の倭比売命(やまとひめのみこと)に悲しみを打ち明け、草薙の剣と袋を授かります。野に火を放たれたとき、剣で草を払い、袋の火打ち道具で向かい火を起こして難を逃れます。

走水の海では荒波に進めなくなります。后の弟橘比売命(おとたちばなひめのみこと)が自分を身代わりにすると海へ入り、船は進めるようになります。その後、倭建命(やまとたけるのみこと)は妻を思って嘆き、旅先の地名や歌の物語が続きます。

やがて伊服岐(いぶき)の山で神を軽く見た倭建命(やまとたけるのみこと)は、氷雨に打たれて力を失います。帰路に故郷をしのぶ歌を残し、能煩野(のぼの)で亡くなります。后や子たちが悲しむ中、大きな白い鳥となって飛び立つ姿が語られます。

読み合わせの手がかり

この要約は『古事記』の筋に沿います。伊服岐(いぶき)の山の神は、この本文では白い猪の姿で現れます。

『日本書紀』と読み比べる

関わりのある神様

この話に関係する、掲載済みのお参り先です。古典と後世の信仰の違いは、それぞれの紹介に記しています。

この話の出典

以下の本文の該当箇所をもとに、筋を要約しています。前後の記述は、出典でお読みいただけます。