古事記の物語(あらすじ)
上・中・下巻の主な物語を、22話のあらすじにしました。
この物語を読む前に
『古事記』は712年に成立した、上・中・下の三巻からなる書物です。神話や歌、氏族の系譜、天皇を中心とする伝承を収めています。ここでは本文をもとに独自に要約し、全訳や全文の転載ではなく、物語を知るための案内として紹介します。
神話・伝承をそのまま歴史上の事実とするものではありません。神名には表記の違いがあり、『日本書紀』や後世の寺社の由緒とは、出典を分けて読めるようにしています。各話の末尾から、参考にした本文へ進めます。
上巻 神々の時代13話
天地の始まりから、国生み、出雲の神々、天孫の降臨へ。神々の系譜と物語をたどります。
- 天地の始まりまだ、国土がかたちを持たないころ。
- 島々と神々が生まれる天の沼矛から、島へ。
- 黄泉の国と、別れの坂会いたいという思いの先に。
- 禊と、三柱の貴い子水のなかから、光と夜と海へ。
- 天照と須佐之男の誓約剣と玉から生まれる神々。
- 天の岩戸、光が戻るとき思案、鏡、玉、そして笑い。
- 出雲の大蛇と、須賀の宮八つの頭と、酒の仕掛け。
- 兎を助けた神の、長い旅大穴牟遅から、大国主へ。
- 小さな神と、海を照らす神一人ではなく、共に国を作る。
- 国譲り使者の来訪と、神々の応答。
- 天孫降臨と、道を示す神雲を分けて、高千穂へ。
- 花と岩、二人の姉妹木花之佐久夜毘売と石長比売。
- 海幸山幸と、海の宮失くした釣り針を探して。
中巻 神と人のあいだ6話
神武天皇から応神天皇まで。王の系譜のなかに、神々との出会いや旅の物語が織り込まれます。
- 東への旅と、八咫烏熊野から大和への道。
- 三輪の神と、一筋の糸夢のお告げから、祭りへ。
- 出雲へ向かった御子言葉を待つ人々と、神の宮。
- 倭建命の旅と、故郷への歌草薙の剣、そして白い鳥。
- 神功皇后と、住吉の神々海を渡る物語に現れる神託。
- 海を越えて来た人々と神技術、書物、玉に宿る物語。
下巻 人の世へ続く物語3話
仁徳天皇から推古天皇まで。暮らし、歌、王位の継承をめぐる物語と記録が続きます。
- 民のかまどと、仁徳天皇煙の見えない国を見渡して。
- 葛城山の一言主大神王の一行と、同じ姿の一行。
- 名を明かす二人の王歌に託された、隠してきた名。
ここに掲載したのは、三巻から選んだ主な物語です。全ての系譜や歌謡、異本・異伝の比較を収めたものではありません。
出典・参考資料
- 國學院大學「古事記について」(2026-10-15 確認)
- 青空文庫「図書カード:02 校註 古事記」(2026-10-15 確認)