古事記・上巻(神々の時代)・第6話/22
天の岩戸、光が戻るとき
思案、鏡、玉、そして笑い。
本文をもとにした、あらすじ
誓約で勝ったと主張した須佐之男命は、田の畔や溝を壊し、天照大御神のもとで乱暴を重ねます。機織りの殿に馬を投げ込み、織女が亡くなる事件が起きると、天照大御神は恐れて天の石屋戸に隠れます。高天原も葦原中国も暗闇に包まれます。
神々は集まり、思金神の知恵を求めます。鏡や玉を作り、榊に掛け、布刀玉命が幣を持ち、天児屋命が祝詞を述べます。天宇受売命が伏せた槽を踏み鳴らして舞うと、神々の笑い声が響きます。
不思議に思った天照大御神が戸を少し開けると、鏡が差し出されます。さらに身を乗り出したところを、天手力男神が手を取って外へ導き、布刀玉命が後ろに縄を渡します。天照大御神が姿を現すと、世界は再び明るくなります。
読み合わせの手がかり
本文は天児屋命が祝詞を述べたと記しますが、その全文は載せていません。この場面の祝詞を推測で作成していません。
『日本書紀』と読み比べる
関わりのある神様
この話に関係する、掲載済みのお参り先です。古典と後世の信仰の違いは、それぞれの紹介に記しています。
この話の出典
以下の本文の該当箇所をもとに、筋を要約しています。前後の記述は、出典でお読みいただけます。
- 青空文庫(武田祐吉注釈校訂)「『校註 古事記』天の岩戸」(2026-10-15 確認)