いのりのもり祈りの杜仮称

日本書紀・神代上(天地と神々の誕生)・第8話/17

岩戸の前に集まる神々

光を迎える祈りと、二つの語り

本文

巻第一・第七段

素戔嗚尊(すさのおのみこと)は天照大神(あまてらすおおみかみ)の田を荒らし、祭りの宮を汚します。さらに皮をはいだ馬を機織りの殿へ投げ込み、驚いた天照大神(あまてらすおおみかみ)は機織りの道具で身を傷つけ、怒って天の岩屋へこもります。

世界が暗くなると、神々は天の安河のほとりに集まります。思兼神(おもいかねのかみ)が策を考え、天児屋命(あめのこやねのみこと)と太玉命(ふとたまのみこと)は榊に玉・鏡・幣を掛け、天鈿女命(あめのうずめのみこと)が岩戸の前で舞います。戸を少し開いた天照大神(あまてらすおおみかみ)の手を手力雄神(たぢからおのかみ)が引き、神々は再び戻らないよう縄を渡します。

一書(あるふみ)

巻第一・第七段 一書第一

こちらでは、機織りをする稚日女尊(わかひるめのみこと)が馬に驚き、傷を負って亡くなります。それを受けて天照大神(あまてらすおおみかみ)が岩屋へ入る、と語られます。被害を受ける神が、本文の天照大神(あまてらすおおみかみ)とは異なります。

『古事記』と読み比べる

『古事記』では機織りをする天の服織女(あめのはたおりめ)が亡くなります。『日本書紀(にほんしょき)』本文の天照大神(あまてらすおおみかみ)、一書(あるふみ)の稚日女尊(わかひるめのみこと)と、それぞれの語りを区別します。

関わりのある神様

この話に関わる、掲載済みのお参り先です。書物ごとの神名の表記と、現在の紹介名には違いがあります。

この話の出典

漢文原文の該当箇所から独自に要約しました。リンク先は各巻の全文です。