古事記・上巻(神々の時代)・第5話/22
天照と須佐之男の誓約
剣と玉から生まれる神々。
本文をもとにした、あらすじ
須佐之男命が高天原へ上ると、天照大御神は国を奪いに来たのではないかと警戒します。須佐之男は別れの挨拶に来たのだと答え、心のありようを確かめるため、二神は天の安河を挟んで誓約を行います。
天照大御神が須佐之男命の剣を受け取り、かみ砕いて吹いた息から、多紀理毘売命・市寸島比売命・多岐都比売命が現れます。須佐之男命が天照大御神の玉を受け取り、同じようにすると、天之忍穂耳命をはじめとする五柱の男神が現れます。
天照大御神は、生まれるもととなった品の持ち主によって子の所属を分け、五男神を自分の子、三女神を須佐之男の子とします。本文は三女神を宗像の祭祀へ、男神の一部を氏族の系譜へと結びつけて語ります。
読み合わせの手がかり
誓約は、ここでは結果によって真意を確かめる行為です。三女神の鎮座地は『古事記』と現在の宗像大社とで違いがあり、各紹介で区別しています。
『日本書紀』と読み比べる
関わりのある神様
この話に関係する、掲載済みのお参り先です。古典と後世の信仰の違いは、それぞれの紹介に記しています。
この話の出典
以下の本文の該当箇所をもとに、筋を要約しています。前後の記述は、出典でお読みいただけます。
- 青空文庫(武田祐吉注釈校訂)「『校註 古事記』誓約」(2026-10-15 確認)
- 國學院大學「『古事記』校訂本文「うけひ」」(2026-10-15 確認)