古事記・上巻(神々の時代)・第4話/22
禊と、三柱の貴い子
水のなかから、光と夜と海へ。
本文をもとにした、あらすじ
黄泉の国から帰った伊耶那岐神は、身を清めようと禊をします。杖や衣、帯などを外すたびに神々が生まれ、水に入って洗うと、禍に関わる神と、それを直そうとする神々が現れます。
水底・水の中・水面で身を洗うと、それぞれ綿津見の神と筒之男の神が現れます。本文は三柱の綿津見神と阿曇氏の関係を述べ、底筒之男・中筒之男・上筒之男を墨江の三前の大神と呼びます。
左の目を洗うと天照大御神、右の目から月読命、鼻から須佐之男命が生まれます。伊耶那岐神はこの三柱を喜び、天照には高天原、月読には夜の世界、須佐之男には海原を治めるよう命じます。けれども須佐之男は母の国へ行きたいと泣き続け、物語は次の場面へ進みます。
読み合わせの手がかり
禊の神々と、大祓詞に名が出る祓戸四神は、出典と構成を分けて紹介しています。
『日本書紀』と読み比べる
関わりのある神様
この話に関係する、掲載済みのお参り先です。古典と後世の信仰の違いは、それぞれの紹介に記しています。
この話の出典
以下の本文の該当箇所をもとに、筋を要約しています。前後の記述は、出典でお読みいただけます。
- 青空文庫(武田祐吉注釈校訂)「『校註 古事記』身禊」(2026-10-15 確認)
- 國學院大學「『古事記』校訂本文「みそぎ①」」(2026-10-15 確認)
- 國學院大學「『古事記』校訂本文「みそぎ②」」(2026-10-15 確認)