日本書紀・神代上(天地と神々の誕生)・第3話/17
日と月は、どのように生まれたか
両親から生まれる日神・月神と、鏡による別伝
本文
巻第一・第五段
海や川、山、木や草を生んだ二神は、天下の主となる神を生もうと相談します。こうして日神の大日孁貴が生まれます。光が世界を照らす姿を喜び、二神はこの子を天上に送り、天のことを任せました。
続いて月神を生み、日神と並んで治めるよう天に送ります。その後に蛭児、素戔嗚尊が生まれると語られます。素戔嗚尊は泣き続け、父母から根の国へ行くよう命じられます。
一書
巻第一・第五段 一書第一
伊弉諾尊が左手に白銅の鏡を持つと日神、右手に持つと月神が現れ、振り返って見回す間に素戔嗚尊が現れる、という別の語りもあります。
『古事記』と読み比べる
『古事記』の三貴子は、伊邪那岐神の禊から生まれます。『日本書紀』にも禊による誕生を記す一書第六がありますが、ここで紹介する本文と一書第一は、それぞれ別の誕生の伝承です。
関わりのある神様
この話に関わる、掲載済みのお参り先です。書物ごとの神名の表記と、現在の紹介名には違いがあります。
この話の出典
漢文原文の該当箇所から独自に要約しました。リンク先は各巻の全文です。
- 『日本書紀』原文(Wikisource翻刻)「巻第一・第五段 本文」(2026-10-15 確認)
- 『日本書紀』原文(Wikisource翻刻)「巻第一・第五段 一書第一」(2026-10-15 確認)