日本書紀・神代上(天地と神々の誕生)・第2話/17
矛のしずくから、島々へ
伊弉諾尊と伊弉冉尊の国生み
本文
巻第一・第四段
伊弉諾尊と伊弉冉尊は天の浮橋に立ち、下に国があるかを矛で探ります。矛先から落ちた潮が固まり、磤馭慮島となりました。二神は島に降り、柱を巡って夫婦となり、国を生みます。
本文では淡路洲を胞として扱い、大日本豊秋津洲、伊予二名洲、筑紫洲などを挙げます。隠岐洲と佐度洲を一緒に生むという記述もあり、島々の名と生まれ方にこの本文ならではの特徴があります。
一書
巻第一・第四段 一書第一
こちらでは蛭児と淡洲が先に生まれ、二神が天上へ戻って占いによる教えを受けます。柱を巡り直したあとに島々が生まれる、という順序で語られます。
『古事記』と読み比べる
国生みという大きな筋は共通しますが、島の数え方や順序は同じではありません。『古事記』の大八島と『日本書紀』の本文・一書を分けて読みます。
関わりのある神様
この話に関わる、掲載済みのお参り先です。書物ごとの神名の表記と、現在の紹介名には違いがあります。
この話の出典
漢文原文の該当箇所から独自に要約しました。リンク先は各巻の全文です。
- 『日本書紀』原文(Wikisource翻刻)「巻第一・第四段 本文・一書第一」(2026-10-15 確認)