いのりのもり祈りの杜仮称

古事記・上巻(神々の時代)・第2話/22

島々と神々が生まれる

天の沼矛から、島へ。

本文をもとにした、あらすじ

天つ神から漂う国土を整えるよう命じられた伊耶那岐神(いざなぎのかみ)と伊耶那美神(いざなみのかみ)は、天の浮橋に立ち、天の沼矛(あめのぬぼこ)で海をかき混ぜます。矛から落ちるしずくが積もり、淤能碁呂島(おのごろじま)ができます。二神はそこへ降り、柱と殿を立てます。

二神の結びつきによって、淡路、四国、隠岐、九州、壱岐、対馬、佐渡、本州に当たる八つの島が生まれ、大八島国(おおやしまぐに)と呼ばれます。その後も島々が生まれ、海、風、木、山、野などに関わる神々の誕生が続きます。

火の神である火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)を生んだ伊耶那美神(いざなみのかみ)は傷つき、やがて亡くなります。そのときに生まれる神々や、和久産巣日神(わくむすひのかみ)の子である豊宇気毘売神(とようけびめのかみ)の名も記されます。生まれることの豊かさと、命を失うことが隣り合う物語です。

読み合わせの手がかり

本文では、初めに生まれた蛭子(ひるこ)と淡島(あわしま)は子の数に含めず、その後の八島を大八島国(おおやしまぐに)と呼びます。淤能碁呂島(おのごろじま)も、二神が生んだ島とは区別されています。

『日本書紀』と読み比べる

関わりのある神様

この話に関係する、掲載済みのお参り先です。古典と後世の信仰の違いは、それぞれの紹介に記しています。

この話の出典

以下の本文の該当箇所をもとに、筋を要約しています。前後の記述は、出典でお読みいただけます。