古事記・上巻(神々の時代)・第11話/22
天孫降臨と、道を示す神
雲を分けて、高千穂へ。
本文をもとにした、あらすじ
葦原中国が平定されたと聞いた天照大御神たちは、天之忍穂耳命に降るよう命じます。けれども彼は、支度のあいだに生まれた子の邇邇芸命を降すよう申し出ます。こうして天孫が地上へ向かうことになります。
道の分かれるところには、天から地まで照らす神が立っています。天宇受売命が尋ねると、猿田毘古神と名乗り、天孫の先導をするために来たと答えます。天児屋命、布刀玉命、天宇受売命、伊斯許理度売命、玉祖命の五伴緒も従います。
鏡・玉・草薙の剣などを授けられた邇邇芸命は、雲を押し分け、日向の高千穂へ降ります。本文には、鏡を天照大御神の御魂として祀るようにとの言葉や、従う神々と後の氏族とのつながりも記されます。
読み合わせの手がかり
降臨に従う神々の名前と、物語中で説明される祭祀・氏族の由来を、現在の神社の案内とは区別しています。
『日本書紀』と読み比べる
関わりのある神様
この話に関係する、掲載済みのお参り先です。古典と後世の信仰の違いは、それぞれの紹介に記しています。
この話の出典
以下の本文の該当箇所をもとに、筋を要約しています。前後の記述は、出典でお読みいただけます。
- 青空文庫(武田祐吉注釈校訂)「『校註 古事記』天降」(2026-10-15 確認)
- 青空文庫(武田祐吉注釈校訂)「『校註 古事記』猿女の君」(2026-10-15 確認)