日本書紀・神代下(天と地をつなぐ)・第13話/17
天孫降臨と、道を迎える神
高皇産霊尊、天照大神、猿田大神の伝承
本文
巻第二・第九段
高皇産霊尊は、天照大神の子と自分の娘の間に生まれた皇孫・瓊瓊杵尊を大切に育てます。国が平定されると、皇孫を覆い包み、日向の高千穂へ降します。本文では高皇産霊尊が、この降臨を主導する神として描かれます。
一書
巻第二・第九段 一書第一
天照大神が玉・鏡・剣を授け、五部の神を伴わせ、子孫がこの国を治めるよう命じる別伝です。王統が天地とともに永く続くと告げる「天壌無窮」の言葉も、この一書にあります。
道の分かれ目で待っていた猿田大神に、天鈿女命が問いかけます。猿田大神は皇孫を先導するために来たと答え、皇孫は高千穂へ、猿田大神は伊勢の五十鈴川上へ向かいます。天鈿女命は猿田大神を送ります。
一書
巻第二・第九段 一書第二
鏡を天照大神自身を見るように大切にすることや、高天原の稲穂を授けることは、こちらの一書に記されます。同じ「天孫降臨」の話でも、授けられる言葉の掲載箇所は分かれています。
『古事記』と読み比べる
『古事記』にも鏡や猿田毘古神の話がありますが、『日本書紀』は本文・複数の一書に異なる筋を残しています。よく知られた言葉を全て本文の一続きの場面とはしていません。
関わりのある神様
この話に関わる、掲載済みのお参り先です。書物ごとの神名の表記と、現在の紹介名には違いがあります。
この話の出典
漢文原文の該当箇所から独自に要約しました。リンク先は各巻の全文です。
- 『日本書紀』原文(Wikisource翻刻)「巻第二・第九段 本文(国譲り・天孫降臨・木花開耶姫)」(2026-10-15 確認)
- 『日本書紀』原文(Wikisource翻刻)「巻第二・第九段 一書第一」(2026-10-15 確認)
- 『日本書紀』原文(Wikisource翻刻)「巻第二・第九段 一書第二」(2026-10-15 確認)