太上感応篇 第5節「人の喜びと痛みに、心を寄せる」
道教の善書 · 善い行いを重ねる
第5節 / 24
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困っている人を助け、人の痛みを自分のことのように思う。第5節の教えを、身近な助け合いの場面にしました。
訳文は、神々への信仰や古い社会の価値観を含む原文を現代語にしたものです。今の暮らしへの問いかけは「読む手がかり」に分けています。
現代語訳 · この杜による訳
人の不幸には心を痛め、人の善いことは喜びましょう。差し迫った困りごとを助け、危険にある人を救いましょう。人が何かを得たなら、自分が得たように喜び、人が失ったなら、自分が失ったように受け止めましょう。
人の短所を言い広めず、自分の長所をひけらかさず、悪いことを抑え、善いことを広めましょう。多くを人に譲り、自分は少なく受け取りましょう。辱めを受けても恨まず、厚く扱われても思いがけないこととして慎みましょう。恩を施しても見返りを求めず、人に与えたことを後から悔やまないようにしましょう。
この節の原文を読む漢文
宜憫人之凶,樂人之善;濟人之急,救人之危。見人之得,如己之得;見人之失,如己之失。不彰人短,不炫己長;遏惡揚善,推多取少。受辱不怨,受寵若驚。施恩不求報,與人不追悔。
出典の本文を開く ↗(外部サイト・新しいタブ)出典と、この訳について
維基文庫の一つの版(版番号 2569348)に掲載された古典本文1277字を、冒頭から末尾まで独自に現代語訳しました。24の区切り・見出し・「読む手がかり」は、この杜による編集です。古い注釈書の全訳や、現代の出版物の翻訳の転載ではありません。
国立国会図書館の解題で背景を確認しています。国会図書館所蔵本の全ページとの逐字照合、異本を含む校訂、専門家による訳文の監修は未実施です。読解に幅のある語は、参照した本文・古い注釈に沿う一つの読みとして示しています。
- 太上感應篇・古典本文(維基文庫の版番号 2569348) ↗(外部サイト・新しいタブ)
維基文庫 · 現代語訳の底本とした公開古典本文。本文1277字を全て収録し、独自に日本語訳。特定の刊本に基づく校訂本文ではありません。
- 太上感應篇經傳・書誌と解題 ↗(外部サイト・新しいタブ)
国立国会図書館 · 道教の善書という位置づけ、老子への伝承上の帰属と編纂物であることを確認。寛永–正保年間の刊本。現代語訳の底本とは別の資料です。
- 太上感應篇經傳(寛永–正保年間) ↗(外部サイト・新しいタブ)
国立国会図書館デジタルコレクション · 古い刊本の原画像をたどるための資料。インターネット公開・パブリックドメイン。全75コマの本文を逐字照合したものではありません。
- 太上感應篇集註・古典注釈 ↗(外部サイト・新しいタブ)
維基文庫 · 「壅塞方術」「無故剪裁」などの語義を古典注釈で確認。注釈の説話や現代の翻訳文は転載していません。
確認日:2026年10月16日 · 古典本文はパブリックドメイン。原画像は外部の所蔵先で閲覧できます。