太上感応篇 第15節「取引や贈りものにも、正直である」
道教の善書 · してはならないことを見つめる
第15節 / 24
訳文は、神々への信仰や古い社会の価値観を含む原文を現代語にしたものです。今の暮らしへの問いかけは「読む手がかり」に分けています。
現代語訳 · この杜による訳
人に与えた後で悔やみ、借りたものを返さない。分を越えたものを求め、力に余ることを無理に行う。性の欲望が度を越え、心には害意を持ちながら、見かけだけは優しくする。汚れた食べものを人に与え、よこしまな術で人々を惑わす。
ものさしや測り方を短くごまかし、はかりや升の量を小さくする。本物に偽物を混ぜ、不正な利益を得る。身分の自由な人を押さえつけて卑しい身分に落とし、事情の分からない人をだます。際限なくむさぼり、呪いの誓いで自分の正しさを通そうとする。
この節の原文を読む漢文
施與後悔,假借不還;分外營求,力上施設;淫慾過度,心毒貌慈;穢食餧人,左道惑眾;短尺狹度,輕秤小升;以偽雜真,採取姦利;壓良為賤,謾驀愚人;貪婪無厭,咒詛求直。
出典の本文を開く ↗(外部サイト・新しいタブ)出典と、この訳について
維基文庫の一つの版(版番号 2569348)に掲載された古典本文1277字を、冒頭から末尾まで独自に現代語訳しました。24の区切り・見出し・「読む手がかり」は、この杜による編集です。古い注釈書の全訳や、現代の出版物の翻訳の転載ではありません。
国立国会図書館の解題で背景を確認しています。国会図書館所蔵本の全ページとの逐字照合、異本を含む校訂、専門家による訳文の監修は未実施です。読解に幅のある語は、参照した本文・古い注釈に沿う一つの読みとして示しています。
- 太上感應篇・古典本文(維基文庫の版番号 2569348) ↗(外部サイト・新しいタブ)
維基文庫 · 現代語訳の底本とした公開古典本文。本文1277字を全て収録し、独自に日本語訳。特定の刊本に基づく校訂本文ではありません。
- 太上感應篇經傳・書誌と解題 ↗(外部サイト・新しいタブ)
国立国会図書館 · 道教の善書という位置づけ、老子への伝承上の帰属と編纂物であることを確認。寛永–正保年間の刊本。現代語訳の底本とは別の資料です。
- 太上感應篇經傳(寛永–正保年間) ↗(外部サイト・新しいタブ)
国立国会図書館デジタルコレクション · 古い刊本の原画像をたどるための資料。インターネット公開・パブリックドメイン。全75コマの本文を逐字照合したものではありません。
- 太上感應篇集註・古典注釈 ↗(外部サイト・新しいタブ)
維基文庫 · 「壅塞方術」「無故剪裁」などの語義を古典注釈で確認。注釈の説話や現代の翻訳文は転載していません。
確認日:2026年10月16日 · 古典本文はパブリックドメイン。原画像は外部の所蔵先で閲覧できます。