いのりのもり祈りの杜仮称

日本書紀・天皇紀(人の世の祭りへ)・第16話/17

熊野の剣、八咫烏、金色の鵄

神武(じんむ)の旅に語られる神々の助け

天皇紀

巻第三・神武即位前紀 戊午年六月・十二月

熊野で軍が動けなくなったとき、高倉下(たかくらじ)の夢に天照大神(あまてらすおおみかみ)と武甕雷神(たけみかづちのかみ)が現れます。武甕雷神(たけみかづちのかみ)の剣を届けるよう告げられ、高倉下(たかくらじ)がそれを献上すると、一行は力を取り戻したと記されます。

山中で道を進めずにいると、神武(じんむ)の夢に天照大神(あまてらすおおみかみ)が現れ、八咫烏(やたがらす)を道案内に遣わすと告げます。一行は烏の進む方へ向かい、宇陀へ至ります。

同じ即位前紀の十二月の記事には、長髄彦(ながすねひこ)との戦いで金色の鵄(とび)が弓の先に止まり、その光で相手の軍が目をくらませたという話があります。八咫烏(やたがらす)による道案内とは、別の鳥・別の場面です。

『古事記』と読み比べる

『古事記』では八咫烏(やたがらす)を遣わすのは高木神(たかぎのかみ)です。『日本書紀(にほんしょき)』のこの記事は天照大神(あまてらすおおみかみ)が遣わすと記し、金色の鵄(とび)の話も加えています。ここでは書物に記された伝承として紹介します。

関わりのある神様

この話に関わる、掲載済みのお参り先です。書物ごとの神名の表記と、現在の紹介名には違いがあります。

この話の出典

漢文原文の該当箇所から独自に要約しました。リンク先は各巻の全文です。