日本書紀・神代上(天地と神々の誕生)・第11話/17
二柱で国を整え、三輪へ
大己貴神・少彦名命と、幸魂・奇魂
一書
巻第一・第八段 一書第六
大己貴命と少彦名命は心を合わせて国を整えます。人々や家畜の病を治す方法、鳥獣や虫による災いを防ぐ方法を定めたと記され、二神の仕事が人々の暮らしに及ぶことを語っています。
少彦名命が常世へ去った後、大己貴神は一人で残る仕事を続けます。そこへ海を照らして神が現れ、自分は大己貴神の幸魂・奇魂だと告げます。三諸山に住みたいという願いに応え、宮を設けたのが大三輪の神だとしています。
この一書は少彦名命との出会いにもさかのぼり、小さな神が舟で到来したこと、その親を高皇産霊尊とすることを記しています。
『古事記』と読み比べる
『古事記』で少名毘古那神の親とされるのは神産巣日神です。また、海から来る神は記紀で説明が異なり、この一書は大己貴神自身の幸魂・奇魂と明言しています。
関わりのある神様
この話に関わる、掲載済みのお参り先です。書物ごとの神名の表記と、現在の紹介名には違いがあります。
この話の出典
漢文原文の該当箇所から独自に要約しました。リンク先は各巻の全文です。
- 『日本書紀』原文(Wikisource翻刻)「巻第一・第八段 一書第六」(2026-10-15 確認)