観音
聖観世音菩薩

聖観世音菩薩は、苦しむ人々の声を受けとめ、救いの手を差し伸べる慈悲の菩薩です。「観音さま」と親しまれ、相手に応じてさまざまな姿で現れる観音信仰の基本の姿とされています。
観音信仰にはさまざまな姿や伝統があります。浅草寺のご本尊の紹介、正宝院の図像・真言の解説は、それぞれの資料に基づいて分けて掲載しています。
人々の苦しみの声を受けとめる
「観世音」という名には、世の中の人々の声を観じる働きが表れています。浅草寺は、立場や来た場所を問わず人々を救う慈悲を、ご本尊の大切な働きとして説明しています。「観自在菩薩」とも呼ばれ、聖観音は十一面観音・千手観音など多様な姿の基本とされます。
出典:浅草寺
苦難からの救いを願う信仰
浅草寺のご本尊の説明では、観音への信仰の中心に、分け隔てのない救済の誓願が置かれています。特定の願い一つに限る神仏というより、さまざまな苦しみを抱えた人に向き合う菩薩として親しまれてきました。寺院ごとの祈願や勤行の形は、その寺院の伝統によります。
出典:浅草寺
漁の網に現れた観音さま — 浅草寺の縁起
浅草寺は、628年に隅田川で漁をしていた檜前浜成・竹成兄弟が観音像を得たことを、寺の始まりとして伝えています。土師中知がその尊さを知り、自宅を改めてお祀りしたという縁起です。これは浅草寺のご本尊にまつわる地域の伝承で、すべての観音像の由来ではありません。
出典:浅草寺
一つのお顔と二本の腕、冠の小さな仏
正宝院の図像解説では、聖観音は一面二臂で、冠に阿弥陀如来の小さな像を表す姿として紹介されています。多くの手や顔を持つ変化観音と比べる際の手がかりです。浅草寺のご本尊は絶対秘仏であり、このサイトの創作画はその姿の再現ではありません。
出典:飛不動尊 正宝院・浅草寺
金剛界の金剛法とのつながり
正宝院は、金剛界の十六大菩薩の一尊である金剛法を、聖観音と同じともされる尊として紹介しています。金剛法は西方の無量寿如来に属し、蓮華を持つ姿で表されます。聖観音の信仰から曼荼羅での働きへ、関係をたどれる一例です。
出典:飛不動尊 正宝院
真言
真言
おん あろりきゃ そわか
出典:飛不動尊 正宝院
出典に示される表記です。宗派・伝承による違いを尊重し、唱えることや回数を指定しません。
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御縁日
- 毎月17日六波羅蜜寺で案内する17日の観音縁日。紹介は聖観世音菩薩のページへ
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